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●高めよう、街のクオリティー
街のクオリティーって何だろう?
住みよさランキングという指標があります。街の住みよさに関するデータ(安心、利便性、快適性等)を集計して、街の
順位付けを行ったものです。ちなみに、我が太宰府市は、全国790市の427位でした。(H25 東洋経済)
しかし、このランキングひとつで住み良い街かどうかを判断するには、ちょっと乱暴な気がします。
自分が考えるクオリティーが高い街とは、「老若男女、全ての年齢世代に最適な街である」ということです。
すなわち、この街で生まれて、成長し、学生時代を過し、大人になり、結婚して家庭を持ち、子育てをして、仕事を頑張り、
年齢を重ねて悠々暮らす、人生のどのステージにおいても、最適な街であることです。
自分が太宰府を選び、住み続ける理由
平成7年に結婚して太宰府市に住んで以来、19年が経ちます。住居を定めるにあたって条件となったのが、
① 良好な住環境(閑静、安心・安全)、②交通の利便性(鉄道、IC、空港)、③教育環境の充実(小中学校の距離と高校
の選択肢)、④豊かな文化・自然環境(身近な文化財と豊富な緑空間)、⑤生活の利便性(日常の買い物と福岡都市圏との
至近性)です。これらの条件に総合的に合致したのが、現在の住所、太宰府市吉松というわけです。
職場の久留米市までは、19年間、公共交通機関(JR、西鉄)を利用して通勤しました。その間、久留米市に引っ越そう
とは、一度たりとも考えたことはありませんでした。久留米市の職員としては困ったものです・・・
自分にとっては最適な街であった太宰府市ですが、これからもそうあり続けられるかが問題です!!
太宰府市の街クオリティーを高めるために
19年間太宰府市に住んで考えたことです。近隣地区に比べて最適だった太宰府市なのですが、自分の成長(年を取っただ
けとも)とともに、暮らしの様態が変わるにつれて、何か物足りなさを感じるようになりました。
自分の生活志向に合わせて引っ越すというのも選択肢の一つでしょうが、こと太宰府市においては、これからのまちづくりの
やり方次第で、街のクオリティーをさらに向上させることができるのではないかと考えます。
街の素材の良さとブランドイメージが先行している太宰府市ですが、まだまだ伸び代があるということです。
クオリティーを高めるまちづくりの鍵としては
①近隣市と緊密な連携・協力を進め、各市の特性を活かした広域連携を図ります
筑紫地区全体(太宰府市、大野城市、春日市、筑紫野市)として連携したまちづくりをすすめます。
近隣市の良いところ(制度、職員人材、公共施設等)の共有・共用をすすめます。
そのために、4市職員の相互異動をすすめ、全筑紫地区の大きなステージでのダイナミックな活躍が期待されます。
②太宰府の底力(潜在力)をフルに発揮します
太宰府市の潜在的良いところを挙げると、本当にいっぱいあります。
自然、歴史文化遺産、交通の利便性、福岡都市圏との至近性、高校の選択肢の多さ、多数の大学キャンパス、
近隣市の公共施設を利用できる、福岡県内通勤圏の中心、市井の豊富な人財 等々
これらの街の素材のよさを、さらに伸ばすまちづくりが必要です。
③何より、住みやすい街を目指します
近隣市と共有・共用できないもの、基礎自治体として必要なものは、しっかり整備していかねばなりません。
たとえば・・・
・太宰府市の最近のデータでは、出生率、若年層の増加率が高まっています。これらに応えるべく、子育てや教育
関連の制度充実や施設整備が急務です。
・早期に開発された住宅団地の高齢化にともない、移動、買い物、医療等の支援も必要です。
・既存の財産である、自然・文化財にしても、そこに住む住民にとって、利用できなければ何の価値もありません。
・観光振興政策も、全ての市民にメリットがあるものでなくてはなりません。
課題から目をそらさず、今までの制度なな常識にとらわれることなく、取り組んでいきましょう。
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